泌尿器科

診療内容

腎臓、尿管、膀胱そして尿道という尿に関係する臓器と前立腺、精巣、陰茎など男性の生殖器を対象とする診療科です。

対象疾患は
①   膀胱炎や腎盂腎炎などの尿路感染症
②   前立腺炎や精巣上体炎などの男性生殖器の感染症
③   お腹や腰の痛みが強烈な尿路結石
④   尿路や男性生殖器の癌
⑤   前立腺肥大症を代表とする尿が出にくくなる病気
⑥   排尿の回数が多くなったり、尿が漏れたりする過活動膀胱と呼ばれる病気

などを診断して治療する診療科です。
前立腺癌検診をはじめとして、尿に血が混じる、尿が出にくい、排尿の回数が多いとか漏れてしまう、お腹や腰、股のあたりが痛いなどの症状がある時は受診して下さい。

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近年、前立腺癌の患者さんが増加しています。
当院では2013年9月に泌尿器科が開設されて以来2年6か月の間に、検診などで前立腺癌の腫瘍マーカーであるPSA値の異常を指摘された方のうち、組織検査を希望された32名に対して前立腺生検を実施しました。検査を希望された方の年齢は53~79歳(平均66.7歳)でした。内訳は、PSA値は4未満(1.19)でしたが診察で癌が疑われた1名、4~10未満(4.23~9.61)の26名、10~20未満(14.74~16.34)の3名、20~30未満(23.77、26.69)の2名の方に前立腺生検を施行しました。その結果を図に示しますが、いわゆるグレイゾーンと呼ばれるPSA値が4~10未満の方の生検陽性率は38.5%、10以上での陽性率は60.0%という結果でした。検査件数は少ないですが、全国の統計データとほぼ同じような結果でした。
前立腺癌は早期に診断して適切な治療をすれば生存率はほぼ100%と言われています。怖がらずに早めの受診をお勧めします。

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